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【図解】一目均衡表の見方を覚えよう!

今回は、テクニカル分析の一つである一目均衡表について解説します。

日本人が作った一目均衡表

一目均衡表は日本人が考案したテクニカル分析です。
一目均衡表の特徴として、他のテクニカル分析とは違い『時間』に注目しているという点が挙げられます。
これについては後々触れるとして、まずは一目均衡表の基本的な部分について解説しますね!

一目均衡表は多くのラインから作られる

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こちらが一目均衡表です。

  • 転換線(黄緑)
  • 基準線(赤)
  • 先行スパン1(黄色)
  • 先行スパン2(水色)
  • 遅行スパン(紫)

これら5つのラインから一目均衡表は作られます。
先行スパン1と先行スパン2の間(チャートでは黄色と水色に塗られたエリア)を『雲』と呼びます。
黄色と水色のエリアの色の違いは特にありません。
先行スパン1と先行スパン2がクロスすることによって雲のねじれが生じている部分をわかりやすくするために色が違います。

一目均衡表の売買サインとトレンド判断とは?

ラインが多くある一目均衡表では、売買サインも数多くあります。

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基準線と転換線のクロス

移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスと同様に、一目均衡表でもラインのクロスは売買サインになります。
転換線と基準線のゴールデンクロス(ピンクの○)は買いサイン
転換線と基準線のデッドクロス(水色の○)は売りサイン

また、基準線よりもローソク足が上にあるか下にあるかもトレンド判断の目安になります。
基準線よりもローソク足が上にあれば上昇トレンド
基準線よりもローソク足が下にあれば下落トレンド

チャート画像の黄色の○あたりから基準線を下回っているので、このあたりで上昇トレンドから下落トレンドへと転換したということになります。
転換線と基準線だけ見ると、移動平均線と非常に似ていますね!

雲の上と下、どちらにローソク足があるか

先行スパン1と先行スパン2の間のエリアのことを指す雲。
この雲は、現在のローソク足を形成している地点よりも先まで表示されます。

雲を使ったトレンドの見方は、基準線と似ていてローソク足が雲より上にあるか、下にあるかという点です。

・雲よりもローソク足が上にあれば上昇トレンド
・雲よりもローソク足が下にあれば下落トレンド

また、雲は厚みにも注目が集まります。
雲の厚みが厚いところはローソク足が雲を抜けにくく反発されやすい。
逆に雲の厚みが薄いところはローソク足が抜けやすく、トレンドの転換タイミングとも言われています。
雲の厚みが厚けらば厚いほど、雲がレジスタンスになりやすいというのは覚えておきましょう。

遅行スパンとローソク足の関係性とは

遅行スパンは、今のローソク足よりも後ろの位置を追いかけるような形でラインが描かれていきます。

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遅行スパンもローソク足との位置関係からトレンドを判断します。
ローソク足よりも遅行スパンが上にあれば上昇トレンド
ローソク足よりも遅行スパンが下にあれば下落トレンド

先程のチャート図では、下落トレンドということになりますね。

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ちなみに遅行スパンのトレンドの転換タイミングはこの画像のピンクの○あたりになります。
ローソク足を上抜けか下抜けしたタイミングですね。

また、水色の○のように遅行スパンも雲に押さえつけられることがあります。
ローソク足だけでなく、雲と遅行スパンの位置関係も常に見ておきたいですね。

三役好転・三役逆転

一目均衡表は、トレンド判断や売買サインが数多くあります。
ですが、その中でも一番強いサインといわれるのが『三役好転』と『三役逆転』です。

三役好転は強い買いサイン

転換線と基準線がゴールデンクロスをする
ローソク足が雲の上へ抜ける
遅行スパンがローソク足の上へ抜ける

三役逆転は、強い売りサイン

転換線と基準線がデッドクロスをする
ローソク足が雲の下へ抜ける
遅行スパンがローソク足の下へ抜ける

それぞれ3つの条件が満たされると強いサインの現われになります。
一目均衡表がゴチャゴチャして難しいと思う方は、まずはこの三役好転・三役逆転に注目してみましょう!

一目均衡表の時間論とは?

一目均衡表は、ローソク足の動きの他に時間にも注目しています。
この時間に注目した考えを『時間論』と言います。

この時間論では、『基本数値』という数字を重要視します。
9、17、26という3つの数字が単純基本数値、単純基本数値から計算して出された複合基本数値という数値があります。
今回は沢山ある数字の中から重要なポイントとなりやすい数字のみ紹介します。

単純基本数値9
(転換線の数値)
一節
17二節
26
(基準線の数値)
一期
(一期=三節)
複合基本数値33一期一節
42一期二節
76一巡
129-
172-

さて、これらの数字を踏まえたうえでチャートを見てみましょう。

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ピンク、水色、黄緑、それぞれ○をつけている間のローソク足はおよそ9本です。
これは時間論の単純基本数値一節の数字に当たります。(多少誤差あり)
チャートを見ればわかりますが、小さなトレンドの発生がこの数字で起こっています。

黄色のラインの間は28本。(単純基本数値一期+2)
ここではそこそこ大きなトレンドになっていますね。

時間論は相場は基本数字のサイクルという考え方

時間論というのはこの画像のように『相場は基本数字のサイクルで繰り返すように動いている』という考え方になります。
ここでいうサイクルというのは、

  • 安値から高値の期間
  • 高値から安値の期間
  • 高値から次の高値の期間
  • 安値から次の安値の期間

これらを指し、それぞれ多少の誤差はありながらも基本数値のいずれかに当てはまると考えられています。

一目均衡表では、値が崩れた方向へ大きく動くと考えられており、その値崩れが起こるタイミングに時間論が重要視されています。

ということで今回は一目均衡表についてでした。
なかなか難しいテクニカル分析ですが、使いこなせればトレードの強い味方になること間違いなしですね!