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ローソク足、ラインチャート、バーチャートのメリットとデメリットについて!

FXで「チャート」というと、一般的にはローソク足の事を言います。
最も基本的であり、最も多くの人が使っているチャートです。

ただ、FX会社の取引ツールの設定画面を見てみると、他にもチャートが用意されている事が分かります。
例えば、「ラインチャート」だったり、「バーチャート」だったり・・・。
「カギ足チャート」「ドットチャート」などもあります。

どのチャートまで搭載されているかはFX会社によって異なりますが、9割以上の方がメインに使っていると思われる「ローソク足」については、どこのFX会社でも対応しているので、あまり心配はいりません。

今回は、ローソク足とラインチャート、バーチャートの3つについて、メリットとデメリットを書いてみたいと思います。
基本的には「こういうチャートがあるんだ~!」という理解をして頂ければOKです。

ローソク足チャートのメリットとデメリットについて

ローソク足の基本的な形・パターンとは??の記事でも書いてありますが、1つのローソク足で「始値、高値、安値、終値」がビジュアル的に見ることが出来る点が最大のメリットです。

本体部分の四角の色によって陽線(上がった)か陰線(下がった)かがひと目で分かり、四角の上下に突き出ている線=ヒゲによって高値と安値が分かります。

「ひと目で分かる!」と言っても、もちろん”慣れ”は必要なのですが、ローソク足はFXだけではなく、株式投資等でも一般的なので、長期的な視野で投資を考えていく上で覚えておいて損はありませんよ。

複数の組み合わせでチャートパターンが出現する

大陽線、大陰線、上ヒゲ、下ヒゲなど1つのローソク足の形を見ても、「相場の強弱」が分かりますし、2つ以上のローソク足を組み合わせる事で、”チャートパターン”に当てはめて考える事が可能です。

逆三尊、ダブルボトム、ソーサーボトムといった底値圏でのパターンや、三尊、ダブルトップ、ソーサートップといった天井をうつ時のサインを見つけられる可能性があります。
詳しくは下記ページをチェックしてみてください。

参考:【図解】底値圏でのチャートパターンの種類・サインについて
参考:【図解】天井圏でのチャートパターンの種類・サインについて

デメリットについては、人によっては高値、安値が見づらいという人もいるようですが、あまり気にならないと思います。
もしそういう方は下で紹介しているバーチャートにチャレンジしてみるのが一応おすすめですが、ローソク足の見方を覚えるのがベストだと思いますよ。

ラインチャートのメリットとデメリットについて

ラインチャートは1本の線で表示され、その線は終値を結んでいます。
あまり為替相場に詳しくない人でも、「なんとなくの動き」を簡単に理解出来るというメリットがあります。

ただし、反対に、「終値しか考えない」ので、高値や安値が折り込まれないという大きなデメリットもあります。

為替相場は1日(24時間)の間にも大きく変動している

例えば、「日足」という1日単位の為替相場の動きを一定期間表示(1ヶ月だったり3ヶ月だったり)させたチャートがあるとしましょう。

2016年6月20日の為替相場で考えてみると、始値が104.70、高値が104.84、安値が103.76、終値が103.94です。
高値から安値まで大体1円の値幅があります。
しかし、ラインチャートだと1日の中での値動きは考慮されずに、終値の103.94のみ記録される事になります。

日足だけでなく、1時間足、15分足、5分足、1分足・・・・と時間足が変わっても同様なので、常に動きがあるのが相場ですから、やはりその中身の動きがやはり気になる所です。

為替相場のチャート分析をしていると、よく「陽線」「陰線」といった言葉が出てきて、現在のトレンドの強さ、弱さを意識したりしますが、その辺がラインチャートでは分からないので、私としてはあまり利用する事はおすすめしないチャートです。

この点、ローソク足ならば、始値、高値、安値、終値、陽線、陰線と全て理解できるので、どちらを使うべきかは一目瞭然かなと思います。
基本的には「多くの人が使っている=それだけ評価されている」と考えるのが良いと思います。

バーチャートのメリットとデメリットについて

為替相場を分析していると「高値」や「安値」がポイントになるケースが多いです。
具体的には、レジスタンスライン(抵抗線)もしくは、サポートライン(支持線)になってきます。

参考:FXチャートのサポートとレジスタンスの見方を覚えよう!

そして、高値と安値を強調するというメリットがあるのが「バーチャート」になります。

なんだかポールハンガーのようで洋服でも掛けることが出来そうなチャートですが、1本の縦線が高値と安値を表しています。
そして、左右にはみ出している短い棒が始値と終値になります。
中には、始値は表示しないケースもありますよ。

デメリットとしては、始値と終値が分かりづらいのと陰線と陽線もパット見で理解しづらいと思います。

最初はローソク足、そして結局ローソク足!?

FXを始めた時や改めてチャートの勉強をし直した時ってかなりやる気があるんですよね。
そして、難しいものにどんどん手を出したりするんですが、結局基本的なもの、みんなが使っているものに戻ってくるケースが多いです。

ですので、「この3つとも一応使っているよ」というよりは、「ローソク足についてめっちゃ詳しいよ!」という状態がベストだと思います。

という訳で、ローソク足について一生懸命勉強しましょう!

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