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【図解】天井圏でのチャートパターンの種類・サインについて

今回は、天井圏でのチャートパターンについて解説します。

トレードの理想は「底で買って、天井で売る」という形です。
今回は天井で売るためにも覚えておきたいチャートパターンについての解説になります。

天井を見つける

そもそもチャートの天井とは、上昇トレンドで上昇した一番高い所(高値)をさします。
つまり、天井圏というのはその高値付近の為替レートやローソク足付近を指す言葉です。
チャートパターンの前に、この天井について考えて見ましょう。

そもそも、上昇トレンドは高値の更新と安値の切り上がりによって出来ていきます。

330-1

ピンクが高値更新、水色が安値の切り上がりです。
このように、トレンドが進めば進むほど高値・安値共に上がっていきます。

330-2

高値・安値共に上がっていた上昇トレンドですが、黄緑の四角で上げ渋っているのがわかりますね。
高値は少し更新したものの、すぐに戻してしまい、安値は前の安値を割り込んでいます。
明らかに、それまでの上昇トレンドの形とは違います。
これが、天井になるポイントです。

前の高値を更新できない
前の安値を割り込む
上昇後にこれらが見えた場合には、そこが天井になる可能性があると言えます。

天井圏で出現しやすいチャートパターン

天井圏では出現しやすいチャートパターンがあります。

三尊

330-3

「ショルダー・アンド・ショルダー」とも呼ばれます。
図のように、3つの山のようなパターンを描きます。
高値2が一番の高値をつけ天井となり、左右の高値1・高値3は高値2よりも下です。
また、安値同士を結んだラインをネックラインと呼び、高値3をつけた後はネックラインを抜けて下落していきます。
この下落はネックラインから高値2までの値幅分の下落があるとされています。
また、ネックラインを抜けて下落した際には、ネックラインがレジスタンスとして機能します。

ちなみに、三尊の売りサインは、ネックラインを下抜けしたタイミングです。

高値1、高値2、高値3の3つの高値がほぼ同じ為替レートであるトリプルトップという形も有りますが、見方やネックライン、売りサインなどは三尊と同じです。

ダブルトップ

330-4

二つの山が出来上がっているパターンがダブルトップです。
高値1と高値2がほぼ同じ為替レートで、安値の部分が谷のようになっているのが特徴です。
安値の為替レートがネックラインで、高値2をつけたあとはネックラインを抜けて下落していきます。
この時の下落は、ネックラインから高値までの値幅分の下落があるとされています。
ネックラインを下抜けしたあとは、三尊と同様にネックラインがレジスタンスの役割を果たします。
こちらも売りサインはネックラインを下抜けしたタイミングです。

ただし、ダブルトップが出来上がったもののネックラインを抜けるような下落がなく、上昇→下落をを繰り返し山と谷を作り続けるような動きが見られた場合には、レンジ相場となっている可能性があります。
レンジ相場となってしまった場合には天井と断定できないので、ネックラインを下抜けしたように見えても様子見することをおすすめします。

ソーサートップ

330-5

お椀をひっくり返したような曲線を描くような値動きのパターンをソーサートップと言います。
高値と安値が小刻みに繰り返しながら曲線を描きます。
この曲線の中で、一番の安値がネックラインとなり、そこを下抜けしたらトレンドの転換とされています。
売りサインはネックラインを下抜けしたタイミングになります。

ということで、今回は天井圏で見られるチャートパターンについてでした。
天井圏からの下落を上手にとることができれば大きな差益を得ることができます。
しっかりと天井を見極めて、トレードに生かしましょう。

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