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【図解】底値圏でのチャートパターンの種類・サインについて

今回は、底値圏でのチャートパターンについて解説します。

トレードの理想は「底で買って、天井で売る」という形です。
今回は天井圏チャートパターンとは逆の、底値で買うためにも覚えておきたいチャートパターンについての解説になります。

底を見つける

そもそもチャートの底とは、下落トレンドで下落した一番低いところ(安値)をさします。
つまり、底値圏というのはその安値付近の為替レートやローソク足付近を指す言葉です。
天井圏の記事と同様に、チャートパターンの解説の前に底値について考えて見ましょう。

そもそも、下落トレンドは安値の更新と安値の切り下がりによって出来ていきます。

338-1

ピンクが高値の切り下がり、水色が安値の更新です。
このように、下落トレンドが進めば進むほど高値・安値共に下落していきます。

338-2

高値・安値共に下落する下落トレンドですが、黄緑の四角で上昇をはじめています。
安値ではなく高値更新をしてしまっています。
ここまでの下落トレンドの形が崩れてしまっているのがわかりますね。
これが底値を判断するポイントになります。

前の安値を更新できない
前の高値よりも上の為替レートをつける
下落後にこれらが見えた場合には、そこが底値圏になる可能性があると言えます。
ちなみに、今回の画像では1.10976の安値が底値ですね!

底値圏で出現しやすいチャートパターン

天井圏と同様に底値圏でも出現しやすいチャートパターンがあります。

逆三尊

338-3

「逆ショルダー・アンド・ショルダー」とも呼ばれます。
図のように、3つの谷のようなチャートパターンになります。
安値2が一番の安値をつけ底になります。
安値1・安値3は、安値2よりも高い為替レートです。

高値1・高値2を結んだラインがネックラインとなり、安値3をつけたあとはこのラインを抜けて上昇をはじめ、上昇トレンドへと転換します。
ちなみに、このネックラインの上抜けが逆三尊での買いサインです。
ネックラインを抜けてからのの上昇値幅はネックラインから安値2までの値幅と同じ分上昇するとされています。
ちなみに、ネックラインは、上抜けしたあとにはレジスタンスとして機能します。

ダブルボトム

338-4

二つの谷が出来上がっているパターンがダブルボトムです。
安値1と安値2がほぼ同じ為替レートで、高値の部分が山のようになります。
山になっている高値の位置がネックラインとなり、安値2をつけた後はネックラインを上抜けし上昇トレンドへと転換します。
逆三尊と同様に、ネックラインを上抜けしたタイミングが買いサインとなり、上抜け以降はネックラインがレジスタンスとしての役割を果たします。
また、ネックラインから安値までの値幅分、ネックラインを上抜けしてから上昇するとされています。

天井圏に見られるダブルトップ同様に、ネックラインを上抜けせずに谷が出来るようならば、レンジ相場になる可能性があるので注意が必要です。

ソーサーボトム

338-5

お椀のような曲線を描くような値動きのパターンをソーサーボトムと言います。
高値と安値が小刻みに繰り返しながら曲線を描きます。
ネックラインは、小刻みに繰り返す高値の中でも一番高い値をつけたところになり、このネックラインを上抜けすることで、下落トレンドから上昇トレンドへの転換を読み取ります。
ネックラインを上抜け後は、ネックラインがレジスタンスとしての役割を果たします。

ということで、今回は底値圏で見られるチャートパターンについてでした。
天井圏のパターンと底値圏のパターンを比べてもらうとわかりますが、反対の形になっています。
天井圏も底値圏も高値・安値に注目しながら、これらのパターンを探してみてくださいね。

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