さて、今回はFXの特徴の一つである『レバレッジ』についてお話します。
FXを少額で始められる仕組みであるレバレッジですが、どんな仕組みなんでしょうか?
今回は、そんな疑問をバッチリ解決しようと思います。
レバレッジとは?
レバレッジとは、手元の資金(取引証拠金)を担保として何倍~何十倍という金額の取引ができる仕組みのことです。
現在の日本の法律では、FXは最大25倍のレバレッジをかけることが出来ます。
(2016年9月時点)
具体的な金額で説明すると、10万円(自分が用意した資金)を担保に最大250万円分の取引が可能な訳ですね。
レバレッジ取引は差金決済
このレバレッジという仕組みを可能にしているのが『差金決済』という決済方法にあります。
差金決済というのは、取引で生まれた損益のみをFX口座からやり取りする決済方法です。
ちょっと具体例を出してみますね。
具体例:差金決済について
- 1ドル100円の時に、1万ドルを購入しました。
- 1ドル110円の時に、購入した1万ドルを売却しました。
- 結果、利益は10万円でした。
という流れで取引をしたとしましょう。
差金決済の場合、「1ドル100円で1万ドル購入した」「1ドル110円で1万ドル売却した」という部分は、その事実だけをやり取りします。
事実のみのやり取りなので、この時には金銭のやり取りが発生しません。
実際に金銭のやり取りが発生するのは(3)の利益が出たタイミングで、10万円がFX口座に入金されます。
当然、損失を出せばFX口座から損失分が出金されます。
このように利益・損失分のみをやり取りする為、取引証拠金の最大25倍もの取引が可能となっているのです。
レバレッジをかけて取引することのリスクは?
レバレッジって、少額から取引を始められる魅力的な仕組みですが、当然、リスクも存在します。
為替というのは常に動いており、時には急激な為替変動がおこるものです。
そのため、大きなレバレッジをかけて取引をしていると大きな損失を抱えてしまう危険性があります。
「FXで数千万の損失をしてまった」
なんて話を聞いたことはありませんか?
レバレッジをかけて大きな金額の取引をしていると、預けている取引証拠金以上の損失をする可能性が十分にあるんです。
こんな話って他人事ではないんですよ!!!!!
・・・・・と、ちょっと脅かしてみましたがw
ロスカットとマージンコールで警告してくれる
実は、こんなことにならないためにFX業者の方が皆さんの損失が拡大しないためにロスカットをしてくれます。
元手によって、このラインまで損失が拡大したら強制的に決済しますよという機能です。
※詳しくはこちら⇒証拠金維持率とロスカットとは?
業者によっては事前に通達してくれるマージンコールもありますし、安心して下さいね。
とはいえ、無茶苦茶な取引をしないで、しっかりとストップ(逆指値)をかけていれば大きな損失を抱えることはほぼありません。
ただ、システム障害などの可能性は捨てきれないので「ありません」とは断定はできませんけどね。(だから「ほぼ」なんですw)
とはいえ、FXトレード歴7年になる私でも未だにFX業者から損失を被るようなシステム障害は体験したことはありませんよ!

FX初心者はまずは低レバレッジからorなくなっても許せる金額から
今回は、レバレッジについてのお話でしたが、いかがだったでしょうか?
慣れてくれば、勝負時にはハイレバでトレードすることもある私ですが、「初心者はまずは5倍~10程度に抑えたレバレッジでの取引」をオススメします!
もしくは限度の25倍に近いレバレッジを使用するとしても、元々の資金を5万円や10万円などリスク許容範囲にしておくと良いです。
