ニュージーランド/米ドル(NZドル/米ドル)は日本人としてはマイナー通貨ペアですね。
ニュージーランド/円はスワップポイント狙いの長期投資しているトレーダーが結構いるとは思いますけどね。
国鳥の「キーウィ」と親しみを込めて呼ばれる事もあります。
そんなNZドル/米ドルですが、ここ最近FX会社がスプレッドをどんどん狭くしています。
昔からスプレッドは広かったのですが、最近最安値の水準が2.0pipsから1.6pipsにまでなりました。
ニュージーランド(オセアニア通貨)に対して政策金利が高いイメージを持っている人もいるかと思いますが、ここ最近下落傾向が顕著です。
2018年1月現在の政策金利は1.75%です。(ちなみに1年前の2017年1月でも同様に1.75%でした)
米ドル(アメリカ)が12月に0.25%から0.50%に利上げしたように、金利が上がっていく傾向を見せているので、今後はNZドル/米ドルのスワップポイントは少なくなるかもしれません。米ドルの政策金利が上がり、NZドルの政策金利が下がる傾向を見せているという事ですね。
ただ、1年間で1%も金利が下がったという事は逆に1%上がる可能性もありえます。
今後景気や世界情勢次第で反転する可能性もありますし、何より、今もなお2.50%も政策金利があるのでスワップポイント狙いの投資はやはりNZドル米ドルの魅力と言えます。
NZドル/米ドルを比較してみよう!
[table “17” not found /]ニュージーランドドル/米ドルのスプレッドで最安値は1.6pipsになります。
DMMFXと外為ジャパン、ヒロセ通商の3社がトップタイで並んでいます。
スワップポイントに関しては、外為オンライン⇒GMO外貨⇒DMMFX&外為ジャパンの順番になります。
ニュージーランドドル/米ドルはスワップポイントで比較するべき!?
ニュージーランドドルは対米ドルにしても対日本円にしても、ひと昔前はスワップポイントがとっても高かったです。
スプレッドも広かったですが、投資する人ほとんどがスワップポイント目的の投資ということもあり、スワップポイントが高いFX業者がイコール、ニュージーランドドルの投資に適したFX口座と言えました。
ただ、現在は政策金利が下がってしまい、2.50%という事と、為替レート自体も長期的な下落トレンドの最中にあるように思えます。
(ここらで止まればスワップポイント目的の投資が開始出来るのですが・・・)
下記はニュージーランドドル/米ドルの週足になります。
0.63近辺で底打ちしたようにも見えますが、まだ下落トレンドの一時的な戻しのようにも見え、ハッキリとした力強さはありません。
0.7を明確に超えてくるようなら下目線を変え、上目線でロングする(買う)タイミングを図ろうとは考えている所です。
そんなニュージーランドの現時点のスワップポイントはというと、外為オンラインの55円がずば抜けて高く、続いてGMO外貨が48円で続きます。
(GMO外貨はGMOインターネットグループで母体が安定している国内人気上位4番目くらいのFX会社ですよ。参考⇒GMO外貨の評判って良いの?悪いの?どっちなの?)
ただ、この2社はスプレッドが広いです。
外為オンラインの6.0pipsは論外で、GMO外貨に関しては他の通貨ペアはそうでもないのですが(米ドル円0.4pips等)、ニュージーランドドル/米ドルに関しては3.0pipsとトップクラスの1.7pipsとは大きな差があります。
ですので、もしGMO外貨を選ぶとしたら、スワップポイント目的(2国間の金利差から得られる利益)の長期保有で何回もトレードしないという方に限定されるでしょう。
NZドル米ドルでデイトレードするならDMMFXがおすすめ!
デイトレードやスイングトレードなどを繰り返す方はこの1.3pipsのスプレッドの差は痛いですから先ほどの2社は選ばない方が良いです。
往復1万通貨で130円×2の260円の差になりますので、1ヶ月で20回もトレードしたら5000円程のコスト差になります。(1万通貨の取引×20回で!)
最安値との「差分」が5000円ですので、トータルのスプレッドはもっと高く、3.0pipsなら、300円×2=600円となり、600円×20回で1万2千円ものコスト負担になってしまいます。
NZドル/米ドルのスプレッドが最も安いDMMFX、外為ジャパン、ヒロセ通商なら7000円で済むので、トレードを繰り返すならこの3社のうちから選ぶ必要がありますね。
無難にDMMFXでいいと思います。
参考⇒DMMFXの評判は実際の所どうなの?使いやすさは??
参考⇒ヒロセ通商の口座開設前に良い(悪い)評判をチェックしてみよう!
参考⇒外為ジャパンの評判・口コミをチェックしてみた!
長期的な下落トレンドと政策金利が下がっている事から(スワップポイントが以前より安くなっている事から)、売りから入って=ショートのスイングトレードも面白いと思います。
ニュージーランド/米ドルの特徴として、普段はおとなしい値動きなのに、急騰急落があるという印象があるので、一気に下がる所をスイングトレードでショート出来たら美味しいですね。
そういう意味ではスプレッドが狭いFX口座を選ぶべきかなと思います。
という訳で、今回はニュージーランドドル/米ドルのスプレッド、スワップポイントの比較をしました。