FX取引では、誰でも知っている米ドルや日本円、ユーロ、ポンドなどの有名な国の通貨から、ちょっとマイナーな通貨まで取引する事が出来ます。
(南アフリカランド、トルコリラなど)
また、日本円と比べると高金利で人気のオーストラリアドル(豪ドル)やニュージーランドドル(NZドル)の取引も可能です。
外国為替は2国間の通貨の組み合わせになるので、例えば、「米ドル円」「ユーロ円」「ユーロドル」「ポンド円」「ポンドドル」といったような組み合わせで取引出来ます。
為替レートは、「米ドル/円 113.50」といった形で表されます。
通貨ペアの種類はFX会社によって差がある
この組み合わせの種類はFX会社によって、多い・少ないがあります。
とは言え、FXが日本に定着してからもう10年以上も経つので、現在生き残っているFX会社はそれなりに絞られて洗練された結果なので、通貨ペアの種類が少ない所でも10種類程度は取扱があります。(全く人気のない業者は廃業したり、合併したりしました)
どこのFX会社でもドル円やユーロ円など先ほど上げた通貨ペアはほぼ間違いなく用意されていますよ。
15種類程度以上あるFX業者を選ぶことで、オーストラリアドル円なども含めて、一通り有名な通貨ペアが取引出来る状態になります。
一部の業者は50種類など取引出来ますが、ほぼ取引する事のない通貨ペアだったりするので、種類が多いからメリットが大きいとは言いづらいです。主要通貨が揃っていれば必要十分ですよ。
ですので、FX会社選びの1つのポイントとしては、「15種類以上の通貨ペアが取引出来る事」と覚えておいて下さい。
米ドルと日本円の取引で、利益を出すイメージについて。
1ドル100円で1万ドルを買ったとしましょう。(100万円分)
この場合は、円安方向に動けば利益が出て、円高方向に動くと損失が出ます。
例えば、1ドル110円になったら、1万ドルは110万円になります。(つまり10万円の儲け)
いわゆる”安く買って、高く売る”という状態です。
一方で、1ドル100円だったものが1ドル90円になったら、同じ1万ドルでも90万円になります。(10万円の損失)
なんとなくイメージは掴めますか??
1万ドル(1万通貨)を保有していると、為替レートが1円動くと1万円の損益が発生する計算になります。
2万通貨持っていれば、レートが1円動いたら、2万円の損益が発生という訳です。
結構単純です。
そして、FXではレバレッジ(テコの原理)が最大25倍に設定されているので、100万円分のポジションを持つためには、必要証拠金が4万円あれば購入できます。
(これは最低ラインで、いわゆるハイレバレッジの状態です。)
FX取引を始めて、色々勉強をしていく中で、「レバレッジは10倍程度にしましょう」とか、「5倍程度にしましょう」などの事例を見るようになると思います。
レバレッジは低ければ低いほどリスクが少ないです。(その分リターンも少ない)
一つの例としては、100万円分のポジションをレバレッジ10倍で持つとしたら、自己資金は10万円入れればOKです。
そして、同じ1万ドル(1万通貨)であっても、1ドル100円の時は100万円分であり、1ドル110円の時は110万円分、1ドル90円の時は90万円分と、「同じ1万通貨でも、レバレッジの水準は為替レートによって変動する」という事を覚えておいて下さい。