今回は、FXのトレード方法を実際のチャートを使って解説します。
私自身もトレードする上で大切にしているトレードの基礎にあたる部分なので、しっかりと覚えて下さいね!
今回は今までの相場の中からアベノミクスで起こった円安相場で基本的なトレード方法を解説します。
アベノミクスが巻き起こした円安相場
最初に少しだけアベノミクスについてお話します。
アベノミクスとは、2012年12月の衆院選により自民党が政権をとった際、安倍首相政権下の元に行なわれた政策のことです。
このアベノミクスによって、世界的に超円高だった円相場は円安へと大きく動きました。
そのドル円相場チャート(月足)がこちらになります。
※黄色いラインが2012年12月の政権交代のタイミング
2012年12月を境に大きく上昇しているのがわかりますね!
この上昇相場を使ってトレード方法を解説していきます。
なぜ相場が動くのか
相場って常に変動していますよね。
この変動は為替の需要と供給によって起こります。
ドルを購入する人が多くなればドルの価値が上がり(ドル高)、円を購入する人が多くなれば円の価値が上がります(円高)。
欲しがる理由は様々ですが、私達のような投資家達も「購入する人」の一人ですね。
アベノミクスで相場が円安に
2012年12月衆院選で自民党が政権をとった際に、為替市場では円安へと大きく動きました。
つまり、衆院選直後に円を売る動きが大きくなったということです。
何故、円を売る動きが強くなったのでしょうか?
円を売る動きを解説する前に、そもそも、この衆院選では自民党が圧勝するという予想が多くでており、更に自民党は金融緩和等の金融改革を行なうことを宣言していました。
簡単に言えば、自民党が「うちが勝ったら円安方向への為替誘導しますよ」と言ってたんです。
投資家達の円売りの動き
自民党勝利が予想される中、「円安にしますよ!」と自民党が宣言している…
そんな時、私達投資家は差益を出すためにどうしますか?
円安=円の価値が下がるなので、円を売りますよね!
多くの円が売られれば、大きく円安へ・・・そんな風に相場は動いています。
衆院選直後の強い円安の動きは、投資家達の円売りも大きく影響していたんですね。
通貨ごとに国の政治や政策、情勢などの影響を強く受けて為替相場は動きます。
『政治や情勢などが為替相場に影響を及ぼす』ということだけは必ず覚えておいてください。
相場の流れと押し目
相場は上がったり下がったりしながら上昇したり、下落するものです。
ちょっとわかりやすく先程のチャートに相場の動きを水色のラインで加えてみました。
ラインだけ見ると、折れ線グラフみたいですね!
上昇相場と言っても上昇し続けるわけではなく、「大きく上昇した後に少し下げてから再上昇」というような動きになります。
ちなみに、わかりやすいように再上昇を始めたポイントに黄色い矢印ををつけておきました!
黄色い矢印のような、再度上昇トレンド方向へ動き始めたポイントを『押し目』といいます。
押し目買いはトレードの基本でもある
もう一度、先程のチャート画像を見てください。
押し目ってトレードする上で、重要なポイントになっていると思いませんか?
上昇相場の押し目でロングポジションを持てば差益がでますよね!
⇒ショートとロングとは??FXの注文の流れについて
押し目でロングポジションを持つことを『押し目買い』といいます。
『押し目を見つけて取引をしていく』というのがトレードの基本であり、トレード手法の一つなので、押し目についてはしっかりと覚えておきましょう。
ということで、今回はアベノミクスチャートを使っての基本的な円安相場でのトレード方法の解説でした。
為替相場の動きや押し目を拾う事は、トレードの基本中の基本!
勝つためにも基本はしっかりマスターしておきましょう。