FXの自動売買はちょっと前まで圧倒的にMT4の人気が高かった気がしますが、最近はそうでもありませんね。
ミラートレーダーを使っているFX会社や独自の自動売買システムを構築して、サービスを提供しているFX会社があります。
独自の自動売買システムというのは、トラリピやトラッキングトレード、トライオートFX、iサイクル注文といったIFD(イフダン)系の注文を繰り返し使う事で自動売買を実現している業者です。
そんな感じで、一言で「自動売買」「システムトレード」と言っても、微妙に種類が違っていますので、総合的に判断してどのFX業者が良いのか?書いていきたいと思います。
おすすめのFX自動売買(シストレ)業者を厳選して4社ご紹介!
マネースクウェアジャパン【トラリピ】
トラリピは「トラップ リピート イフダン」の略称です。
イフダン注文を繰り返す手法ですが、特定のレンジ範囲にイフダン注文を”罠のように”入れておく方法です。
例えば、100円~110円の間に20本のIFD注文を入れるイメージです。
設定をしたあとは、自動で売買が執行され、コツコツと小さい利益を積み重ねるタイプの取引になります。
また、”決済トレール機能”を使えば、レンジブレイクして、トレンドが発生した場合でも、利益を伸ばす事も可能なので、一通りどんな相場でも対応出来ます。
とは言え、重要なのは、「どんな事前設定で自動売買をスタートさせるか?」になるので、口座保有者向けに公表されている”トラリピ・ランキング”にて、今通用している設定を真似してみるのがおすすめです。
そして、何より、マネースクウェア・ジャパン(M2J)と言えば、公式ホームページにもある通り、”資産運用としてのFX”です。
「M2JFXアカデミア」や月間10回以上も開催されている各種セミナー(トラリピセミナーや資産運用セミナー等)があり、価値ある情報が手に入ります。
自動売買+資産運用の勉強が出来るのがマネースクウェア・ジャパンの魅力なので、是非1度試してみる事をおすすめします。
ひまわり証券【ループイフダン】
ひまわり証券の自動売買システムはループ・イフダンです。
自動売買が初めての人だけでなく、「FX取引が初めての人」でも簡単に取引が出来るような操作性になっています。
仕組みとしては、相場の上げ下げ・うねりの中で小さな利益を積み上げていく方式であり、取引手数料無料な点が他社の同様の自動売買と比較した場合の分かりやすいメリットかな?と思います。
これら自動売買系は”取引回数が多くなる傾向がある”ので、その手数料が無料という事は、イコール売買利益を出しやすい事に繋がるって訳です。
ひまわり証券は公式サイトの説明も非常に分かりやすいので是非一度チェックして頂く事をおすすめします!
FXブロードネット【トラッキングトレード】
スプレッド(主な通貨ペア)
米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|---|
0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 | 1.3銭 | 0.3pips |
※スプレッドは全通貨ペア原則固定、例外あり。2019年3月13日現在 |
FXブロードネット(FXTS)のスプレッドは全FX業者の中でトップクラスの水準です。
比較的最近スプレッドを狭めてきたFX業者なので、「え?FXブロードネットの名前は知ってたけど、そんなに狭かったっけ?」と感じる方もいると思います。
改めて候補の1つとして、考えてみる事をおすすめします。
※ドル円0.3銭、ユーロ円0.5銭、ポンド円1.0銭、ユーロドル0.3pipsです。
FXブロードネットの自動売買は「トラッキングトレード」です。
仕組みとしては、IFD注文の繰り返し手法ですし、スプレッド+手数料という形は他社と大きな違いはありませんが、やはりそもそものスプレッドが狭い分他社よりお得に取引出来ます。
また、自動売買系の業者の場合、チャート機能が弱かったりする事もありますが、FXブロードネットの場合はテクニカル分析指標が全41種類対応で、GMOクリック証券などよりも多く、チャート機能もトップクラスの水準です。
スワップポイントは低めのFX業者ですが、自動売買中心の場合には気にする必要はないので、これからシステムトレード始めたい方にFXブロードネットおすすめです!
インヴァスト証券【トライオートFX】
インヴァスト証券は”トライオートFX”がメインのサービスです。
何が優れているかって、ここはコスト面が非常に優秀なんですよね。
裁量取引業者と遜色ない水準です。
仕掛けランキングが用意されているので、取引成績が良いものや資金量に合うロジックを簡単にコピー出来る点も優れています。
また、シストレ24というミラートレーダーを使ったサービスも用意されており、「複数のシストレ系サービスを試したい!」という人は、インヴァスト証券がおすすめです。
セントラル短資FX【ミラートレーダー】
セントラル短資FXの自動売買システムはミラートレーダーです。
ミラートレーダーは複数のストラテジーを組み合わせ、ポートフォリオを組んで運用していきますが、”シストレ広場”という独自サービス上で、その”今注目のポートフォリオをインポート”する事が出来ます。
最初からとても簡単におすすめ設定が試せるので、自動売買への戸惑いという面も少ないはずです。
ちなみにセントラル短資FXは、”ウルトラFX”というNDD方式(インターバンク直結)のサービスもやっているので、そういう意味でも、中級者~上級者が気になるFX会社と言えるかもしれません。
自動売買と裁量取引を比較するとコストは高いけど、試す価値あり!
一応料金体系の違いについても触れておきます。
FXの取引コストと言えば、スプレッドと売買手数料になりますが、現在では裁量取引系のFX会社はどこも売買手数料を無料にしていますよね。
「1万通貨は無料だけど1000通貨は有料」といった微妙なFX業者も減ってきて、少額の取引でも売買手数料はタダの所がほとんどです。
それと比較すると、自動売買系のFX会社は割高な印象があります。
一般的にスプレッドが広めな事に加えて、”マークアップ手数料”といった形で売買手数料がかかるので、「広めのスプレッド+手数料」というのが自動売買系業者の基本です。
ただ、そんな手数料体系にも関わらず、「自動売買派に転身してやっとFXで勝てるようになった!」という人がいるのも事実です。
自分に合う、合わないというのはあると思いますし、「自動売買をすると嫌でも取引手法が今と変わる」と思います。
裁量取引だと「スキャルピングは辞めて、これからは長期投資だ」なんて思っていても、ポジション保有した瞬間にスキャってたりしますからね(笑)
そこら辺のメンタル的な悪影響を排除出来るのは、シストレの明確なメリットの1つだと思います。
また、どの自動売買システムでも「分割して注文を入れていく」イメージなので、それが結果として、適正なレバレッジ水準の管理につながっているのかもしれません。
ですので、FXで勝てない人は、コスト負担への抵抗はちょっと置いておいて、システムトレードを試してみるのもきっかけ作りとしてありかもしれませんね。
そのまま勝てるようになれば立派な自動売買トレーダーですし。
という訳で、今”ホットな”自動売買業者を是非お試し下さい。
※紹介した4つのFX業者はいずれも1000通貨単位に対応しています